独自ドメインとは何ですか?
ドメインはサイトのURLであるホームページアドレスのことを指します。
様々なドメイン名があり、例えば.comや.net、.orgや.bizなどがあります。取得した人は年間の更新費用を支払っている限り、継続的に使用することができます。
例えば、このサイトは「homepage-tukurikata.com」のドメイン名を取得していますが、「www」を付けた形で使用しているため、ホームページアドレスは「https://www.homepage-tukurikata.com」になります。
この「独自ドメイン」を取得している場合、ホームページを自由に運営することができ、毎年の更新費用を払っていれば、サイトが閉鎖されることはありません。
たとえ、利用しているレンタルサーバー会社が運営中止になったとしても、他にも多くのサーバー会社があるため、移転先でバックアップファイルをアップロードし、ドメインの再設定を行えば、同じように表示することができます。
サイトのオーナーは、そのドメイン名を取得している人
ホームページのファイルはいくらでも複製が可能ですが、URLとなるドメイン名は重複することができず、世界に一つしか存在しません。そのため、そのドメイン名を取得している人がサイトのオーナーとなります。
一方、無料ホームページを利用する場合は、運営会社側で用意したドメインのURLを借りることになります。そのため、運営会社の利用規約に従って運営する必要があります。
また、そのドメインは運営会社が所有しているため、サービス会社が運営を終了するとなった際にはサイトを閉鎖せざるを得なくなります。
そのような理由から、できるだけ自分自身でドメインを取得し、レンタルサーバーを借りて運営することをおすすめします。
このドメインの取得には毎年の更新費用が必要となり、およそ年間1,500円ほどかかります。またドメインのほか、ホームページファイルをアップロードするレンタルサーバーの利用も必要になりますが、両方を合わせても年間3,000円~5,000円程度の費用でサイトを運営することができます。
「独自ドメイン」と「サブドメイン」の違い
ドメインを取得する際は「example.com」の形で取得しますが、これがドメインのデフォルトの状態になります。サブドメインに対して、独自ドメインと呼ぶこともあります。
example.com
この独自ドメインを取得すれば、左側にドット(ピリオド)を追加し、「ほにゃらら.example.com」の形で派生的なサブのドメインをいくつでも作ることができます。
これがサブドメインになります。
ほにゃらら.example.com
大まかに言えば、右からドットが1つ付いているのが独自ドメイン、2つ付いているのがサブドメインになります。
~ 独自ドメインの例 ~
example.com
example.net
~ サブドメインの例 ~
sky.geocities.jp
example.yahoo.com
example.google.biz
■サブドメインは無料で追加することが可能
1,500円程度の費用で「独自ドメイン」を取得すれば、その後は無料で「サブドメイン」を追加して複数のサイトを運営することができます。「独自ドメイン」と「サブドメイン」は、「本サイト」と「サブサイト」の関係になりますが、メインのホームページにブログを設置する場合などにサブドメインがよく利用されます。
無料のホームページやブログを利用すると、URLが「サブドメイン」形式で割り当てられることが多いですが、これは「サブドメイン」は無料で利用できるからです。
■「www」を付けるのは慣習によるもの
多くのサイトでは、独自ドメインに「World Wide Web」を意味する「www」を付けて運営していますが、この「www.」は実質的にはサブドメインではあるものの、慣習により独自ドメインとして扱われています。
例:www.example.com (wwwは慣習によるもの)
また、以前までは意味のあるサブドメイン名ではなく、www1やwww2といった番号順が複数のサイトを運営する際に使われていましたが、最近では使われなくなりました。
例:www2.example.com (www3やwww4などの番号順)
また、日本では「wwwなし」を正規のURLとして運営しているサイトも多いです。
トップレベルドメイン(TLD)とは?
一番右の「.com」や「.net」の部分はトップレベルドメイン(TLD)と呼ばれ、こちらがドメインの種類を表しています。
このTLDには、ジェネリックトップレベルドメイン(gTLD)や国別トップレベルドメイン(ccTLD)などがあり、一般的な「.com」や「.net」はジェネリックトップレベルドメイン(gTLD)に該当します。通常はこのgTLDドメインを取得するのがお勧めですが、なかでも特に「.com」が最もおすすめです。
gTLDの例:「.com」、「.net」、「.org」など
ccTLDの例:「.jp」、「.us」など
ドメインは一番右が上位のトップレベルの階層となり、左に進むごとにセカンドレベルドメイン(例えばexampleの部分)、サードレベルドメインなどとなります。
ただし、co.jpの企業ドメイン名などは、「.co.jp」の形で「.com」の部分に対応するため、右から4番目がサブドメインにあたります。
mail.yahoo.co.jp
「.co.jp」自体はトップレベルドメイン(TLD)ではありませんが、実質的には「.com」のようなTLDとして機能するため、エフェクティブトップレベルドメイン(eTLD)と呼ばれています。
eTLDの例:「.co.jp」、「.ne.jp」、「.co.uk」、「.go.jp」など
「サブドメイン」と「サブフォルダ」の違い
無料ホームページを利用するとサブドメインを割り当てられることが多いですが、なかには独自ドメインの下でフォルダ分けされたURLを割り当てられる場合もあります。
■サブフォルダのURL
例:example.com/ほにゃらら/
これも単にフォルダ分けをするだけのため、無料でいくつでもURLを追加することができます。ジオシティーズやニフティの無料ホームページスペースでは、このようなサブフォルダ形式のURLが割り当てられます。
「独自ドメイン」は最も重要ですが、「サブドメイン」と「サブフォルダ」ではどちらがより重要かについては、やや「サブドメイン」の方が重要であると思われます。
① example.com → 独自ドメイン本体
② ほにゃらら.example.com → サブドメイン
③ example.com/ほにゃらら/ → サブフォルダ
④ ほにゃらら.example.com/ほにゃらら/ → サブドメインのサブフォルダ
そのため、メインサイトには独自ドメインを使い、ブログなどの重要性が低いサイトにはサブドメイン、もしくはサブフォルダを使うことをおすすめします。
ドメインは年間1,500円程度の費用で取得可能です
ドメインはレジストラと呼ばれる取得事業者で登録することになります。世界的に使われている.comや.net、.orgのドメインは約1,500円程度、日本のjpドメインはそれよりも若干高い料金になります。
価格による機能の違いはないので、できるだけ安く取得するようにしましょう。
→ 独自ドメインの取得方法
また、ホームページの作成だけでなく、取得したドメインでメールアドレスを作ることもできます。
→ 独自ドメインでのメールアドレスの作り方
ちなみに、マイナーなドメイン名は検索エンジンでヒットしにくい傾向があるため、知名度が高い.com、.net、.org、.jpなどのドメイン名から選択することをお勧めします。.infoや.bizも人気がありますが、あまり知られていないドメイン名は避けた方が良いでしょう。
ドメイン名の取得は早い者順のため、人気のドメイン名(3文字~4文字、一般名詞など)は既にほぼ取得されていますが、ハイフンを含めるなりして探してみるとよいかもしれません。
もし、更新しなかった場合、有効期限が切れて登録が削除され、他の人が取得できる状態になります。更新を忘れてしまうと再取得が困難になるため、忘れずに更新するようにしましょう。