ドメインのSEOチェックツールを比較
ドメイン名の価値を調べるには「EstiBot」や「GoDaddy」などのツールがありますが、辞書に載っているような一般的な単語でのドメイン名は高く評価される傾向があります。この場合、希少性や過去の売買実績などに基づいて市場価値が決定されます。
「EstiBot」や「GoDaddy」などのツールを使うことでドメイン名の価値を調べることができますが、一般的な単語でのドメイン名は高く評価される傾向があります。この場合、希少性や売買実績などに基づいて市場価値が決定されます。
一方、長いドメイン名で価値がないと判断された場合でも、多くのリンクが張られていてSEO上のメリットがある場合には一定の需要があります。
このドメインのSEOの強さを調べる場合、「ahrefs」や「Moz」などの有料ツールがおすすめです。こちらはクローラーが実際にサイトにアクセスして、リンク関連などをデータ化する有料ツールになります。
ahrefs(エイチレフス)を使って被リンクを調べる方法
人気のドメイン調査ツールにahrefs(エイチレフス)があります。
→ ahrefs
「ahrefs」は月額12,500円から利用できます。このツールには「Site Explorer」や「Keywords Explorer」などの機能があり、ドメインのパフォーマンスやキーワードの検索ボリュームなどを調べることができます。
- Site Explorer → ドメインの強さや被リンク数
- Keywords Explorer → キーワードの検索ボリューム
- Content Explorer → 人気コンテンツの調査
当ホームページではアクセスログからWebクローラーの比較をしていますが、「AhrefsBot」というahrefsのクローラーもよく見かけ、クロール頻度が多かった印象があります。.htaccessでクロールを拒否するサイトもあるので、全てのデータが正確に反映されているとは限りませんが、ahrefsに関しては精度が高いと感じています。
「Site Explorer」の「DR」でドメインの強さをチェック
ドメインの強さを調査する際、ahrefsの「Site Explorer」から「DR」(ドメイン・レーティング)などの指標で調べることができます。
当サイトの運営者は使用回数の上限に達したため、何も表示されなくなりましたが、ドメインの強さの「DR」やURLの強さの「UR」、あるいは被リンク数などを確認できます。
現在、Googleのページランクはツールバーでのチェックができないため、ページランクの代替ツールとして使えるかもしれません。また、ヤフーのlinkドメインコマンドも使えなくなってしまいましたので、被リンクをチェックするのにも使えるかと思います。
現在、Googleのページランクはツールバーでの表示がされなくなったため、代替ツールとして利用できるかもしれません。また、ヤフーのlinkドメインコマンドも使えなくなったので、被リンクを調べる際にも利用できる思います。
今回、ドメインの売却をする予定だったのですが、Godaddyの査定では100ドル未満だったものの、ahrefsでは「DR40」が付いていたため、もったいないので止めました。ahrefsを使えば、ドメイン売却時の判断材料にもなると思います。
自サイトをahrefsのダッシュボードに登録して確認する
ahrefsのダッシュボードで自サイトを「新規プロジェクト」に登録しておくと、詳細な情報を確認することができます。
当ホームページに関しては、2018年頃にリンク数が急増した痕跡がありましたが、これはネガティブSEOを受けていたのかもしれません。
今となっては詳細がわかりませんが、自分のサイトの状態を把握するのにも便利かと思います。
また、検索キーワードも確認することができました。
偶然ですが、自サイトではHTMLタグの方の「a href」のキーワードでアクセスが多く、こちらのツールの「ahrefs」とはキーワード的にかぶるのかもしれません。
「Keywords Explorer」で検索ボリュームを確認する
Ahrefsの「Keywords Explorer」の機能では、特定のキーワードの検索ボリュームも確認することができます。
ドメインのチェックツールには、MozやMajesticなどもありますが、検索キーワードのチェックについては「ahrefs」の方が使いやすい印象があります。検索ボリュームの多いキーワードで新規ページを作成すると、アクセス数が増える可能性があります。
また、ahrefsの「Content Explorer」では、人気の記事のコンテンツなども確認することができます。ドメインや検索ボリュームは一度チェックすれば十分ですので、何度も使う必要はありませんが、機会があれば一度チェックすることをおすすめします。
「Value Domain Analyzer」でドメインのSEO価値を一括調査
バリュードメインにて管理している場合、ドメインのSEO指標や査定額を無料で一括で表示してくれます。診断には上記のAhrefsが採用されており、「DR」や「Ahrefsランク」などが表示されます。
当サイトの運営者がバリュードメインで管理しているドメインを確認したところ、ランク38のドメインがあり、約200ドルの査定額が付いていました。
さらに詳細を調べてみると、バックリンク数などのデータが表示されました。
もし不要なドメインがある場合は、バリュードメインのオークション(ベータ版)で出品するのも良いかもしれません。
こちらはポイントでの売買となりますが、売却代金はサーバーやドメイン費用などに使うことができます。
試しに当サイトのドメインも確認してみたところ、世界ランクは約100万位でした。
ただし、バリュードメインでは管理していないため、詳細なデータは表示されませんでした。
キーワードの検索ボリュームまで調べる場合は、Ahrefsを使うことをお勧めしますが、簡単にドメインのSEO価値を確認する際にはバリュードメインに移管して管理するだけでも十分だと思います。
Mozの「Link Explorer」で被リンクをチェック
「Link Explorer」というMozの有料ツールでも調べることができます。こちらは制限があるものの、無料ツールで利用することができます。
このツールはドメインのチェックだけでなく、自サイトを登録することで改善すべき点も指摘してくれます。例えば、当ホームページにはrel canonicalタグが設置されていなかったのですが、このツールで改善すべき点として指摘されました。
「Link Explorer」でドメインオーソリティーをチェック
Mozには「DA」(ドメインオーソリティ)の指標があり、ドメインの権威性が数値化されて表示されます。チェックする際は上記の「Link Explorer」から確認することができます。
例えば、ヤフーのDAは「93」となっていました。
Webクローラーは「DotBot」のユーザーエージェント名でしたが、定期的に巡回してリンクをチェックしているようです。Mozは海外サイトのため日本語には対応していませんが、把握しているリンクの数についてはahrefsよりも多い印象があります。
例えば、「example.com」をチェックしたところ、ahrefsが「158K」の参照ドメイン数に対して、Mozは「242.6k」でした。おおむねMozの方が把握しているリンク数が多いと感じています。
Mozの「Spam Score」でスパム度数をチェック
また、「Spam Score」という指標もあり、ドメイン売買の判断材料になります。
ただし、この指標は以下の要因をシグナルを使用しており、コンテンツが少ない、広告を掲載していない、タグマネージャーを使用していないなど、おおむねサイトに手間をかけていない場合にスパムスコアが高くなるようです。
ただ、スパムサイトからの被リンクはごく一般的なため、無視しても影響を受けることはほぼないと考えています。例えば、上記のように1週間に数十本のリンクがされたり、外されたりは普通のことですので、リンク否認ツールを使って対応してもキリがありません。
実際には他の要因がランキングに影響を与える可能性が高いと思いますので、あまり神経質になる必要はないと思います。
■Keyword Explorer
また、Mozにもキーワードのチェックツールがありますが、日本語には対応していないため使いにくいかもしれません。キーワード調査については「ahrefs」の方が使いやすいと思います。